ClamAVのバージョンアップ
以前、qmailで構築している環境で急にメールが送信できない記事をアップし、緊急対応として、ClamAVのチェックを一時止めた。(止め方は、simscanの設定によって)急にメールが送信できない情報をその後いくつか拝見しました。
一時しのぎでClamAVをのチェックを止め(simscanの設定で)たが、やはりサービスとしてこのままウィルスチェック無というわけはいかず、ClamAVのバージョンアップをすることに決めた。
問題となったClamAVのバージョンは0.94であり、それを最新の0.96にバージョンアップした。手順としては色々なサイトで細かく説明しているので、大まかに。
- ClamAVのライブラリーをバックアップ(/usr/lib/libclam*をrenameする)
- 構築してある環境では、ClamAV用のsrpmを提供しているのでそれをインストール
- SPECファイルを用いて、rpmバイナリーパッケージを作成
- ClamAVを停止(プロセスは立ち上げてあるが、simscanで無効にしてあるため、メールサービスには影響無)
- 旧ClamAVをアンインストール (rpm -e clam*******)
- 新ClamAVをインストール(rpm -ivh clam*******)
- ClamAVのコンフィグファイルを見直し(チェック間隔600(10分)を変更)
- ClamAVを起動
- パターンファイルを更新
- simscanでのバージョンファイルを作成
- simsacnでウィルスチェックを有効
qmailの環境は、simscanを使っているので、合わせてsimscanのバージョンアップや設定をしておく。